平素よりお世話になっております。
今回はジャパニーズスタイルのタトゥーと和彫り、両スタイルの違いをご紹介したいと思います。一部主観に基づいておりますのでご留意下さい。
●和彫り(スタイル)
特徴として太い線、濃い色、独特な帯状の背景。
主にデザインの原案が浮世絵や日本画から着想されたものである事も挙げられます。簡略化されたデザインと木版画を再現する様なシンプルな配色と色付けで日本の一般的入れ墨として長く定着しています。
和彫りのデザインは、背景を含め全身を一つのデザイン範囲と仮定して作成されている為、極端な話ですが身体のどの部分から彫り始めてもちゃんと繋がるようになっています。
又手彫り、機械彫りは施術方法の違いで、和彫り・洋彫りの区別ではありません。近年ではハンドポックタトゥー と言う手彫りタトゥーも密かに注目を集めています。
伝統や伝承刺青と呼ばれるものが総じて和彫りかと言えば、技術なのかデザインなのか、伝統と伝承の違いなどの話にも触れなければ定義が難しいため本記事では割愛させていただきます。
●ジャパニーズスタイル
細かな線から太めの線までデザインにより使い分けられる。色付けはカラー、モノトーンと対応しており、デザインの出題も日本画や古事に由来するものなど和彫りと共通するところが多々ありますが、質感やリアリティさを重視した仕上がり、背景に決まった様式ないところが大きな違いです。
様式に重きを置かない分、アーティストごとのスタイルが楽しめる事や、和彫りではないけれど和風のモチーフのタトゥー を彫りたい、自分の好きなものを好きな場所に彫りたいなどの場合、柔軟な対応が可能です。
Learn more→Instagram:@daisuke_zlkv_ink
当zelkova inkスタジオでは両スタイルとも対応させていただいております。ご相談、ご用命はお問い合わせフォーム、又はお電話からお気軽にお声掛けください。